日本の上水道は海外に比べて安心して飲めると言われています。しかし、どこから取水するかによって同じような浄化設備を使用しても地域によって日本国内でも大きく水質に違いが出てきてしまいます。清流から小さなゴミだけを除去して飲料水として使っているところや濁った川から取水しなければならないところもあります。このような原水の地域格差を無くすことができるのは浄水器なのです。
家庭の状況によって簡易型で自分で簡単に取り付けてすぐに使えるものから大型で置き場所を考えたり、専門の業者に取り付け工事をしてもらわなければならない物まで何種類もあります。浄水器は大きさに関係なくフィルターの交換はどうしても避けて通るわけにはいきません。ランニングコストの問題も考えて選ぶ必要があります。簡易型の浄水器でもおいしい水を簡単に作ることはできますが、フィルターが小さいために交換サイクルが短くなってしまいます。
シンクの横に置くタイプのものは自分で簡単に取り付けることができるものもあり、フィルターも大きいので交換するまでの期間は長くなります。本体を購入するときの費用はかかりますが、フィルターの交換回数を考えると簡易型とはそれほど大きな違いはありません。シンクの下に取り付けるタイプの浄水器は専門の業者に取り付けてもらう必要がありますので、本体価格と取り付け料金で最初は大きな費用をかけなければなりません。中には体に良いとされているアルカリイオン水を作ってくれるものもありますので、健康志向の高い家庭には適しており本体が目に付くこともありません。
浄水器は水をきれいにするだけでなく健康にも良い効果があるので家庭に適したものを選ぶことが大切です。