浄水器は現代ではほぼ必須という家庭用品ですが、その機能・価格帯は様々です。ご家庭ごとに必要な機能を考え、そのランニングコストなどを比較してふさわしいものを選びましょう。まず、最もポピュラーなのは水道の蛇口にフィルターを取り付けて使用するタイプです。簡易的なシステムではありますが、中空糸フィルターなどを使用して、水道水に含まれる微細なゴミだけでなく、塩素や重金属なども濾過できるので、飲料水としては必要にして十分なスタイルです。
また、さらに高度なシステムとしては同様の浄水器の濾過システムが水道の蛇口の内側に組み込まれているものや、重度のアトピー性皮膚炎などのためにシャワーヘッドに塩素除去のカートリッジを取り付けたものなどもあります。いずれも数カ月~数年でフィルターを交換する必要があり、その費用は一回当たり数千円といったところです。飲料水のみに絞って検討すると、冷蔵庫に収納できるピッチャーなどに濾過システムを組み込んだ浄水器も場所を選ばずに使用できることから人気となっており、昨今では持ち歩きが可能なタンブラーのサイズでも販売されるようになりました。さらに機能の比較ということでは、濾過だけでなく電気分解などの方法も追加して常に体に良い水を生成するシステムもキッチンに据え置くことが出来るようになっています。
このように、浄水器と呼ばれるものであっても、さまざまな方法を用いており、求める機能とそれぞれの価格帯で、その場所やご家庭にあったものを比較検討し、選ぶことをお勧めします。